篳篥を演奏するに不可欠な蘆舌の材料の葦。
名産地である鵜殿のヨシ原の現状と再生の活動を中心にまとめた書籍。

篳篥奏者のみならず雅楽関係者であれば知っておいて欲しい事柄です。
是非ご一読下さい。

目次
2　　はじめに
4　　1.篳篥用ヨシ　全滅から再生へ～上牧・鵜殿ヨシ原～
22　 2.この18年間の篳篥用ヨシをめぐって
28　 3.ヨシ原焼きの歴史
32　 4.ヨシの成長　空洞はどのように形成されるのか
36　 5.篳篥の蘆舌　ダンチクからヨシへ
40　 6.牧野富太郎　篳篥用ヨシの調査　鵜殿ヨシ原へ
49　 7.書籍などに登場する「鵜殿」
篳篥などに関する話題
2　　上牧・鵜殿ヨシ原（綾　史郎）
21　 篳篥(ひちりき)と蘆舌(ろぜつ）
22　 淀川平水時の水位の経年変化（綾　史郎）
31　 『朝日新聞』大阪　題字の背景にヨシ
39　 ヨシの蘆舌に合わせ笛も改造
39　 篳篥は雅楽のすべての種目で吹奏
48　 ヨシの新芽「葦牙」はかみだった
51　 泥棒や海賊を改心させる篳篥の音色
53　 ヨシ刈
53　 あとがき